「高価買取」「どこよりも高く買い取ります」などのコピーで買い取り業者は宣伝するわけですが、売却する側のユーザーさんにとってみれば、一体どこが一番高いの?と混乱しますよね。
そこで、一括査定を申し込み、査定額の比較を試みると、たくさんの買取業者が査定にやってきます。
ほとんどの買取屋さんは査定のアポイントのときに提示した金額で買い取ってくれません。
そこから、傷や凹みの減点をして、だんだんと金額を下げていくのです。
そして最後に、「今決めてくれたら○○円で買い取ります。」と言うのです。
その場で決めずに、「すべての業者の金額を見てから。」と保留にすると、売却先が決まるまで「他社さんの金額を教えてください。それより高く買い取ります。」こういう電話が毎晩かかって来るのです。
僕は勤め人時代、競合したライバル会社のこの二つのセリフにとめどない嫌悪感を感じていました。
「今決めてくれたら○○円で買い取ります。」
明日になったら、査定額はがた落ちするんですか?そんな馬鹿な話はありません。
確かに車には相場があって、月日の経過とともに価格は下落していきます。
今、この瞬間が最高値だという話の持って行き方はあまりにも乱暴です。
そしてこの言葉の本音はこうなのです。
「この後査定に来た業者にこれ以上の金額を出されたらたまらまい」
高く買う気は見当たりませんよね。
「他社さんの金額を教えてください。それより高く買い取ります。」
え?耳を疑いたくなるセリフです。なんで貴方によその値段を教えなきゃならないの?貴方プロでしょ?車の相場価格わからないの?
他人が提示した金額にちょこっと足して金額提示するなんて、小学生でもできますよね。
このセリフにも続きがあるのです。
「できるだけ安く買い取りたい。でもよそより安かったら売ってもらえない。だから最高値を聞いて、自分が許容できる金額か知りたい。」
高く買う気まったくありません。
僕は勤め人時代、
「僕がお客様のお車を買取させていただいて、販売できる金額は○○円です。売るために経費がこれだけかかります。そして利益をこれだけいただかないと生きていけません。」
って言ってました(笑)
後から来たライバル会社にお客さんを丸め込まれたこともありましたけど、「君は正直だから君に愛車を任せたい」と結構な数のお客様に言っていただけました。
僕は中古車の価格も自分が必要とする利益も、オープンに取引したいのです。
そこで思いついたのが「業者オークション出品代行」です。
あまたの買取業者の販売先の圧倒的大多数が「オートオークション」です。
買い取り業者の査定価格は、この「オートオークション」で落札される相場を元に決めているのです。
つまり、何社呼んでも“天辺の金額は同じ”なんです。
多くの時間と労力をかけて、わかりきった金額を探す旅に終止符を打ちましょう。
今日は中古車流通価格は4種類あるということをお伝えします。
高い順番に説明しますが、なぜ一番高い「小売価格」ではなく「オークション相場」で売るのがいいのか、その理由も含めて説明します。
1.店頭小売価格
中古車屋さんで売っている金額です。買う人は中古車ユーザー。流通の過程でこれより下流に買い手はいません。
日本国内で車を売るなら、乗りたい人に売るのが一番高いに決まってますよね。
◎買い手を見つけるのが大変
中古車屋さんはオークションで車を仕入れて、店頭に並べます。いつもきれいにして、飾りつけもします。
ネットや雑誌に広告を打って、乗りたい人からの連絡を待ちます。
大変根気と経費がかかる売り方ですよね。いつ売れるかわからないですし。
利益率はおよそ10%くらいでしょうか?決して効率のいい商売じゃないです。
中古車小売専門店さんには頭が下がります。
もしも個人売買などしたら、名義変更や売った後のトラブルに頭を悩ますことになるでしょう。
2.業者オークション相場価格
中古車小売業者さんの仕入先、かつ買い取り業者さんの販売先です。
プロしか取引できない場所です。
しかし、車を売却するためには最も有利な場所といえるのです。
<メリット>
・オークション規約がありルールにのっとった売買を行っていて、トラブルが非常に少ない
・月曜から土曜まで毎日日本中のどこかで開催されていて、売却が早い。
・小売価格についで高い金額で売れる。
・落札価格に消費税が支払われる→出品者に支払われる。
<デメリット>
・出品から入金まで数日から2週間程度のタイムラグがある。
・競りなので絶対その金額で売れるとは限らない(落札金額にブレがある)
・流札することもある。(落札確率はおよそ65%)
3.買い取り業者価格
買取専門店の査定額です。
いくらで買い取ってくれるか、具体的に提示してくれますし、支払いも、良心的なところは当日、一般的には1週間程度で入金してくれます。
金額はオークション相場から10%程度下になるでしょう。販売経費を引いたら、買取屋さんの手元には1割も残りません。
4.下取り価格
次の車を買うディーラーさんなどに下取ってもらう金額です。
自店に展示して小売価格で売れれば、いい商売になりますが、そうそう上手くはいきません。
数ヶ月の長期在庫となったときにオークションでさばいたり、入札会を開いて買い取り業者に落札してもらうことも多いと思います。
それが理由でこのような価格になっているのです。
メリットもあります。
売るのと買うのが一度にすみますから、ユーザーさんとしては手間要らずです。
どうでしょうか?
次の乗り手を見つけて、一番高く車を売れたら最高ですよね。
けれど、月日もかかるし、トラブルも心配。
二番目に高いオークションに出品してすばやく、そして高く手放すのが賢い売り方です。
もちろんデメリットもありますが、そのデメリットを極限まで減らすために、弊社がお手伝いします。
オークション出品代行にかかる経費は、
陸送代
出品料、成約料
代行手数料(弊社のノウハウ料です)
合計で9~11万程度
下の棒グラフはオークションで200万円で落札される車の4つの価格の比較です。
一番安い下取り価格と比べたら、消費税も含め51万円、オークションにかかる費用を引いても40万円程度差が出ます。
一般的な買取相場と比べても25万程度高く売却できるのです。
高額落札が期待できる年式の新しい走行の少ない車は、この価格差が大きく出ます。
是非、売却の選択肢の一つとして、弊社の「オークション出品代行」サービスをご検討ください!